代表より

LGBTQ+の中学生・高校生に読んでもらいたい、不安と戦った僕

性への目覚めとともに襲い来る不安

僕は身体の成長が早かったので、
性に目覚めるのも早かったですね。

初恋をしたのはその頃。

小学5年生の時には、
クラスメイトの男の子に特別な感情を抱いていました。

それは、今考えると淡い恋愛です。

一緒にいたい、手をつなぎたい

当時の僕には、
男女でセックスをするということは知っていましたが、
男子同士でセックスをするなんて、頭の片隅にもなかったので、
そこまでは連想できませんでしたね。

でも、臨海学校で好きだったクラスメイトと一緒にお風呂に入り、
彼の裸をみると、

その男の子と裸で抱き合いたい

くらいは思うようになります。

と、同時に、
同性に欲情する自分が変態なんだという、
強い不安に襲われました。

バレないように、と過ごした中高生活

その当時、まだ「ゲイ」という言葉は一般的ではなく、
今では差別用語として周知されている「ホモ」の方が一般的でした。

当時、クラスに冴えない男の子2人がいて、
他に友だちもいなかったのか、常に二人で行動していました。

周囲の男子は、

あいつらホモなんじゃないか?

という噂を、何の悪気もなく流し、
女友だちも

ホモ? 気持ち悪い

みたいなことを言っていましたね。

自分は同性愛者なんだけど、
絶対にバレないようにしないといけない

という風に僕は思い、周囲に偽装をするようになりました。

彼女を作ってみたり、女性アイドルがかわいいという話題に参加したり。

今考えると、相当無理をしていましたが、
当時の僕は

自分が同性愛者だとバレたら、学校に居場所がなくなる

と思っていました。

その危機感は、半端なモノじゃなかったです。

葛藤とジレンマから解放された大学時代

僕は大学から、独り暮らしをはじめ、
パソコンを購入しました。

まだダイアルアップ接続の時代、
今のようにサクサクと動画が見られることはありませんでしたが、
いろいろと同性愛を検索していくうちに、
初めて「ゲイ」という言葉を知りました。

そして、特別な変態ではなく、
同性愛者は社会にそれなりの数、存在することを知りました。

でも、すぐに彼氏を作ろうとはできませんでしたね。

中高生時代に、自分は「同性愛者」だということは気付いていましたが、
自分のセクシャリティを自分自身が受け入れられなかったのです。

普通に女性と結婚して、子どもを授かるものだと勝手に想像していたので、
その狭義的な「普通」に対して、執着があったのかもしれません。

大学生になっても、彼女を作っていました。

でも、友だち以上の関係にはなれない。

僕は中学時代から高校時代、大学時代と、
5人の彼女と付き合いました。

しかし、どれも心から愛せる人はいませんでしたね。

それは、その彼女側に責任があるのではなく、
僕のセクシャリティが「ゲイ」だったから。

答えはいたって単純でした。

5人目の彼女と別れて、
僕は初めてゲイの出会い系サイトを使いました。

そして21歳の夏、初めての彼氏ができました。

もう今までの恋愛とは全然違うんですよね。

これが本当の恋愛なんだ

と気づいた僕は、その後は女性と付き合ってはいません。

その気がないのに、
自分のカモフラージュのために彼女を作ることは
その女性に対して、申し訳ないことだと思います。

今、性に悩んでいる中高生へ

僕が中高生だった頃より、
LGBTQ+への理解は、多少進んでいると思います。

しかし、差別や偏見があるのは事実。

もちろん、そういう差別や偏見に遭わないために、
隠して生きるのも1つの手だと思います。

僕もそうやって生きようとしていましたから。

でも、僕の場合は、それができなかった。

我慢の限界に達し、葛藤や不安と戦いながら、
28歳の時にオープンリーゲイとしての道を選びました。

今、僕は彼氏はいませんが、
良き友人たちに囲まれて、幸せに暮らしています。

別に、中高生の頃に
自分のセクシャリティを公にする必要はないと思います。

でも、もう我慢の限界だと思ったら、
誰かに打ち明けてみるのも1つの手段だと思いますよ。

直接会うのが少し怖い君へ

学び舎MXMでは、性で悩んでいる若者への相談支援もしています。

スクールを運営している僕も当事者の一人です。

誰かに話すのが怖かったり、直接会うのに抵抗があれば、LINEで僕に相談してみてくださいね。

少しでも気分が楽になるように、お話を伺います

性で悩んでいる君へ